■フレームの硬さと打球感
一口に硬さといってもフレームの実際のしなりと打球感としての硬さがあり、
打球感はガットの種類や張り方によって大きく異なります。
打球時の衝撃を軽減する為に様々な素材が使われたり構造が工夫されています。
また、上級者向けにあえて硬いしっかりとした打球感のあるラケットもあります。

■ストリングパターン
打球面に張られたガットの本数とその密度です。
ストリングパターンが粗いとガットのたわみが大きくなり、
ボールの飛びが良くスピンがかけやすくなります。
しかしガットは切れやすくなります。
パターンが細かいと飛びがおさえられ、コントロールが良くなります。
またガットは切れにくくなります。

■グリップサイズ
グリップの太さはおもに1・2・3の3種類です。数字が大きいほど太くなります。
一部上級者向きのラケットにグリップ4サイズやジュニアラケットにグリップ0があります。
もちろん手の大きさに合ったサイズが良いのですが、
後からグリップを太く加工するのは比較的簡単なので、
迷われたときは少し細めのグリップを選びましょう。
■初めてラケットを買われる方■
初めてのラケットは重さや形状が極端でないオールラウンドに使えるラケットをおすすめします。
重すぎるラケットや、打球面の極端に小さなラケットはプレー自体が難しくなります。
そのようなラケットを避けたうえで、自分の体力やイメージにあわせて選びましょう。

■女性の初心者であまり腕力に自信のない方は■
各メーカーに女性専用モデルがあります。
軽量でフレームが柔らかく腕への衝撃が少ないラケットです。
それ以外から選ばれる場合も重量が軽くてフェイスサイズが大き目のラケットを選びましょう。

■ラケットを買い換える方■
今お使いのラケットと比較してどんなラケットがいいか考えましょう。
たとえばストロークでのコントロールが定まらないのであれば打球面の小さなラケット、
ボレーが苦手なら打球面が大きく軽量の厚ラケを選べばいいでしょう。
ただしあまり極端にタイプの違うラケットを選ぶと、慣れるのに時間がかかります。
また各メーカーごとに形状や素材に工夫を凝らしたラケットがあり、
シリーズごとの特徴を持ちながらそのシリーズ内で重量やフェイスサイズに違いを持たせ、
いろんなプレーヤーに対応できるようにラインナップしているのが一般的です。
好きなメーカーの最新シリーズの中から自分に合ったものを探すのもいいでしょう。
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